さらに立ちはだかる滝と岩壁。岩壁から登ることは可能でしたが、不安なメンバーにはロープを出して少し傾斜のゆるい草つきから登ってもらいます。
そんなアドベンチャー、冒険的な登山を堪能しながらさらに遡行していきます。その際にも重要なのが、今自分がどこにいるかの確認です。それがわからないと、あらかじめ計画していたとりつくべき尾根がわからなくなってしまいます。
地形図の沢と尾根を実際の地形と現在の高度を照らし合わせ常に現在地を確認し、あと100mくらい歩くと大きな沢が左手にあるはず、など予想しながら歩きます。
目的の尾根までつくとそこで少し長めの休憩をとり、いよいよ尾根歩き。本格的な上りが始まります。そのため、ここでウェアの調整を行います。
沢登りは沢の分岐ごとに間違った方向に入らないよう注意が必要ですが、尾根登りは基本的に道に迷う要素が少なくその点は神経質にならずにすみますが、そのかわり(!?)なかなかの急登にみなさん息が上がっていきます。等高線が混み合っているところは、フリクションをしっかり聞かせながら歩かないと滑落しそうなくらいの斜度です。
通常の登山道であればトラバースしながらつづら折りに登っていくので傾斜が緩みますが、ここは登山道のない尾根。基本的に踏み跡もなく直登していくため斜度をもろに感じます。
それでも、新緑と霧の幻想的な雰囲気につつまれると疲れも癒やされます。
いよいよ尾根の急登もおわり稜線にでると山頂はもうすぐそこ。山頂は岩峰で構成されており、巻きながらよじ登りついに登頂!
本来は両神山や二子山など秩父山塊が一望できる眺望があり、高度感のある山頂なのだそうですが、この日は生憎の雨。視界ゼロ!霧のためまったくそんな感じがしませんでした。残念〜。
さて、このあとは下山です。下山ルートはのぼってきた尾根とは別の尾根を下る計画です。下る尾根を間違えないように慎重に地図を確認しながら歩きます。
下りも登りと同様に急斜面の尾根下りです。これは慣れていないとけっこう恐怖感があり、木につかまりながら皆さん降りていきます。時折、石を落としてしまい「ラク!」という声が響き渡ります。
そんな中、女性メンバーのKさんは慎重に下る男性陣を横目に身軽にひょいひょいと急斜面を降りていきます。聞けばスキーをやっていたとのこと。納得の滑り、いや下りでした。
尾根の分岐地点では慎重に地図と方向を確認し、ほぼ迷うことなく地形図上の破線ルートに乗ります。ここからは踏み跡もある程度ある登山道だし、余裕かなと思っていたら最後に罠がまっていました。進むべき方向が深い藪に覆われて進めなくなってしまい、みんなでルート探しをすることに。
講師いわく、完全な自然地形よりも人工物が出てくると逆に罠にはまりやすいことがあるので要注意とのこと。納得です。
なんとかルートを見つけ出し、無事下山地点の赤い橋に到着!
最後は恒例の反省会。今回の山行は冒険的な登山の充実感とともに、登山の様々な要素が含まれていて得るものが多かったとみなさん感じていたようです。その後もあれやこれやを語り合い、あやうく最終の特急を乗り過ごすくらい盛り上がりました。
というところで、皆さんお疲れ様でした!
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今回のようなバリエーションルート登山は、地形図読みやルートファインディングだけでなく、クライミングの技術やロープによる安全の確保、緊急時の対処など総合的な登山のスキルが必要になってきます。そういった技術を学ぶことで、これまでのみなさんの登山はより安心して充実感のあるものになります。
さらには一般登山道では味わえないような冒険的な登山、手付かずの自然、誰も見たことのない絶景にめぐりあうチャンスの幅も格段に広がります。
こういったスキルは単発の講習会ではなかなか身につきづらいこともあり、JMIA登山講習会は2年間にわたり総合的な登山のスキルを学んでいただくことが可能です。また、固定メンバーで講習会を行うので山の仲間づくりにも最適です。
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